小学校入学準備。アレルギーについていつ伝える?

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アレルギー

 そろそろ小学校入学前診断や説明会が始まる時期になってきました。息子の時に一度経験をしていたけれど、アレルギー対応についての話をするのは、娘のときが初めてになるのでどのタイミングでいうのか?どういう対応になるのか?などの疑問があったので、大まかですが流れを書こうと思います。

 ちなみに、我が家は引っ越しをしているので、息子と娘で違う小学校に入学しているのですが、入学前の健康診断などの流れは全く違いました。同じ市内でも違うようなので、あくまでも参考程度に見てください。

 娘の学校は、入学前健康診断と説明会がありましたが、アレルギーに関して学校からのアナウンスがあったのは説明会後でした。そこで主治医に記入してもらう指導表をもらいました。書類の準備ができてから、学校に再度連絡してアポをとり、養護教諭と栄養士の先生方と詳しい話をするという流れでした。

 除去食対応を希望しているのなら、必ず医師に記入してもらう書類が必要になると思います。私の経験からすると、アレルギー科の受診予約はなかなかとれないので、学校に書類提出の時期を早めに確認して準備を進めておいたほうがいいと思います。

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入学前健康診断

 まず、初めて小学校に行くことになったのは11月の入学前健康診断でした。9月頃に市から案内や書類がたくさん送られてきます。

 この際、市から郵送されてきた書類に、住所や家族構成などと、健康について留意する点などを記入する用紙があったので、そこにアレルギーについて記入して提出しました。

 この日は、子供たちは上級生に連れられて、眼科検診、内科検診など、教室を回りながら1時間半ほどかけて、健康診断を受けました。その際、先生との話もあって、数を数えたり自分の名前をひらがなで書くなどのちょっとしたテストのようなものあったそうです。

 親は体育館で、子育てに関する講演を聴きました。小学校に関する説明はなく、先生と話をする機会もありませんでした。体育館の入り口に、入学前に購入する必要があるもののが展示してあり、購入申し込みの封筒をもらいました。

 アレルギーの話などは何も出なかったのですが、提出書類の件などで気になることがあったので、栄養士の先生を探して話をしました。書類の提出は2月頃と言われました。この学校では、アレルギー対応は完全除去か、除去なしかの二択で子供の症状に応じての個別対応はしないということでした。

 牛乳は飲めないけど、乳製品が含まれたメニューはみんなと同じものを食べることを目標としていましたが、不可能であることがわかりました。

新1年保護者説明会

 1月末に新1年生の保護者説明会がありました。これは、親だけの参加でした。

 この日は、小学校生活に関する説明がありました。入学までに身につけて欲しいこと(あいさつをする、靴を立ったままではけるように、和式トイレを使えるように、など)の詳細な内容でした。

 そのほかにも、指定学用品や体育着などの販売、下校見守りの当番振り分けなどがありました。

 その後「アレルギーがあり、特別な配慮が必要な人は職員室で養護教諭に申し出てください」というアナウンスがあったので、職員室に向かいました。そこで、何のアレルギーなのか、除去食が必要なほどなのかなどの確認がありました。そして、除去食対応が必要ということになったので、「学校生活管理指導表」という書類をもらい、主治医に記入してもらうよう言われました。

3月中旬には4月の給食の対応に関しての話をするので、2月中に除去食対応の書類を提出するよう言われました。

学校生活管理指導表

 これはアレルギーの原因食物や、緊急時の対応などを主治医に記入してもらうものです。診断ではないので娘は病院に行く必要はなかったけれど、私は先生と話す必要があるということで、診察予約をして順番待ちをしました。主治医の先生と相談した結果、完全除去食対応ということになりました。除去申請をせずに、みんなと同じメニューを食べて牛乳は全部飲まずに残すという案もありましたが、なしになりました。

 この頃、娘は負荷試験で牛乳200ml飲めるようになり、アレルギー科の卒業が決まっていました。しかし、チョコレートを食べているときに歯が抜けてじんましんがでてしまうなど、体調によっては症状がでてしまっていたので、一年間は完全除去をすることになりました。

個別面談

  学校生活管理指導表の用意ができたので、学校に面談のアポを取りました。アレルギーがある子の保護者は毎年、2月頃に養護教諭と栄養士との面談をし、次年度の給食対応について話すそうで、先生も予定がいっぱいで日程調整に少し苦労しました。

 個別面談は保健室で行われました。初めてアレルギー症状が出た0歳時からの血液検査の結果も持って行き、先生がコピーをとりました。

 そして、給食についての詳しい説明がありました。今通っている小学校は学校に給食室があり、そこで調理されています。1日1品だけは除去食を作るけど、それ以上は無理ということでした。いろんなアレルギーを持つ子がいるので、それぞれに対応することができないそうです。その日のメニューで一番アレルギーの子が多いメニューの除去食が作られるそうです。

 牛乳だけ飲まずに、おかず等は普通のを食べるというのも、乳糖不耐症の診断書があればできるけど、乳製品アレルギーの診断書を出すと、学校で乳製品を口にすることはできないと言われました。 

 事故を避けるためには最良のことですが、小学校に入っても除去食を持って行く日々が続くことがきまりました。とはいえ、学校で除去食を用意してもらえる日もあるので幼稚園のときより頻度は減りました。週に1回はパンの日があるので、パン持参。おかずも週1回ぐらいのペースになりました。

入学

  今年はコロナでの休校で、異例な事態となってしまいました。本来ならば入学してすぐに担任の先生の発表があり、個別で話をするのでしょうができないままでした。5月に休校中の課題を親だけが学校に取りにいくことがあったので、その日に初めて担任の先生と話をしました。

 どのような症状が出るのか、薬をランドセルのどこに入れているのか、本人が判断して薬を飲めるのか、症状が出た場合どう対応しているかなどの話をしました。ベテランの先生で、「お子さんの命が一番大切なのでしっかり対応します。学校が始まったら、クラスのみんなにもしっかりと説明します。」と心強い言葉をかけていただきました。

学校生活

 2月に栄養士の先生と話したときは給食が始まる三週間前には、給食の献立とアレルギー食品対象表を渡して、家庭と学校でチェックをするという話になっていましたが、実際はコロナの混乱の中で学校が始まり、給食が始まる1週間前に書類がくるという状態でした。

 最初の給食はパンと牛乳のみだったので、娘が食べられるものはないので、給食をとめる手続きをしました。そして毎日パンと水筒のお茶を持って行きました。

 給食が始まり配膳を先生がしていたのですが、娘のところにも牛乳が配られたそうです。初日はまだ先生も顔と名前が一致していないからだと思ったけど、最初の一週間ずっと間違えてパンか牛乳かが配られたそうです。担任の先生だけでなく、補助でいろんな先生がきたので間違いが起きたようですが、入学したばかりの娘にとっては、とても怖かったし、「食べられません」というのはとても勇気がいることだったそうです。

 入学前にしっかりと、食べられないものを「アレルギーで食べられない」といえるように、自分で献立を見て何が食べられないのか覚えるように、練習をしておいたほうがいいと思います。

まとめ

 小学校前にアレルギーについて話すのは案外遅く2月頃です。ですが、書類を用意する必要があるので、早めに確認しておいたほうがいいです。幼稚園を転園したときも、書類が必要になったのですが一週間後に提出してくださいと言われ、病院の予約は一ヶ月以上しか取れなくて無理を言ったりして苦労しました。

 養護教諭の先生とも症状が出た場合の対応をしっかり打ち合わせて置くことが大切だと思います。入学前の打ち合わせ以外で、お話する機会はありません。

 小学校に入ると、幼稚園のときほど細かな対応はしてもらえないし、担任の先生とお話する機会もほとんどなくなります。

 しっかりと、自分で自分を守れるように、「食べられないはずだけど先生に言われたから食べた」なんてことが起こらないように、子供と話をしておくことが大切だと思います。

 

 

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